土曜日, 12月 31, 2011

タブレットPC用の辞書を購入してみた


(このとこころタブレットPCのことを書いていますので引き続いて書きます)

タブレット購入の目的は前回書いたとおりだが、電子書籍として利用したいj気持ちももちろんあった。もともと電子書籍だけが目的というわけではなかったのでグーグルや青空文庫のように無料で読める電子書籍が利用できるだけでも不満はなかったのだが、もちろん電子書籍を購入することも興味はあった。機種はAcerのアイコニアというもので、これにも電子書籍を購入できるサイトは組み込まれているが、日本のサイトではない。しかしガラパゴスストアにつらなるガラパゴスアプリがダウンロードできることがわかり、即ダウンロードしてみた。


という次第でアプリをダウンロードはしたが、実際にすぐに飛びついて書籍を購入するまでにはいたらなかった。やはり、いまのところ紙の本と同じくらいの価格なのでどうしてもそう気軽に購入する気にはなれない。あるいは雑誌、週刊誌など、購入する習慣がついてしまえばいくらでも無制限に購入してしまいそうになるという恐れもある。

そんなとき先日、はじめて辞書、研究者の「医学英語辞典」を購入してみた。別に医学の勉強をするわけでも医学の翻訳をするわけでもないのだが、医学に関わる分析装置や畜産関連の仕事が入ることもあり、また生物学など、他の専門分野の語彙も含まれていることもありで、購入を決心した次第。

購入したもう一つの大きな理由は、購入時点で来年、いまはもう今年の10日まで辞書の半額セールをやっていてその中にこの辞書も含まれていたからである。半額で実質3000円であった。内容は多少異なるかもしれないが紙の本では1万円以上するようだから、相当な割安感がある。

タブレットの機種はエイサー製でガラパゴスアプリの動作が保障されている製品ではなく不安だったが試し読みで一応は使えそうだったので、とりあえずこの一冊を購入してみたわけである。

いろいろ不安な点や問題点ももちろんある。例えば、シャープの専用端末では可能なパソコンへのバックアップができなかったり、動作にもかなり制限があるような気がする。しかし一応、すべての内容は表示されるので、まあ購入してよかったと思っている。

このアプリ自体にもいろいろ不満や気に入らないところもあるが、しかし、この辞書半額セールには1万円以上の高額な辞書もいくつか含まれているので、それらが欲しい人には魅力的だと思う。


宣伝する意図はないけれども、半額セールは1月10日まででもうすぐ終了するので、参考になる人もいるかもしれないと思い、急いで書いてみた次第。

2013/1/4 追記
同日付の新しい記事にも書きましたが、この辞書のタブレット版には問題があるように思います。内容的な問題には触れませんが、設計上の問題として普通のPC辞書のような検索方法ができないことがかなりの欠点と感じられます。検索がまったくできないわけでもありませんが、かなり面倒で、見出しは基本的にブラウズすることで見つけることになりますが、スライダーでのブラウズはかなり大まかで、正確に目的のページにブラウズすることは難しく、必然的に1ページづつ移動する必要が出てきます。そのこと自体に問題はないのですが、10インチ以上の大きな画面にわずか2,3行の1項目しか表示されないことに大きな問題があります。ですから1ページづつ移動することで、1項目づつしか移動できないことになります。したがって目的の項目に移動するまで際限なくクリックし続ける必要が出てきます。項目によっては詳しい説明で行数の多い項目もありますが、殆どが2行程度の項目です。とにかく10インチタブレットの、せっかくの広い表示面積が無駄になり、実に効率の悪い設計となっていると言えます。もしかしたら、タブレットの機種にも依存することかもしれませんが。



月曜日, 12月 12, 2011

タブレットPCの良いところ

10インチのタブレットPCを購入して一週間程が過ぎた。

まずPC作業の補助として、PDFの翻訳原文やOFFICE系ファイルなどをタブレットに表示させるという当面の目的では実際に使って見ることができ、これは正解だった。大画面のデスクトップ型ディスプレイやマルチスクリーンに並べて表示させるよりも、ずっと見やすく操作しやすいと思う。その理由はおもに次の2つだといえる。

1.画面の位置。机の上に本やノートのような状態に置くことができるということ。
2.画面の精細さ。デスクトップディスプレイに比べて、大きさの割に解像度が高いこと。

つぎに、パスワードを入力する程度の事以外は、タブレットで入力する作業は、しばらくできなかった。しばらくは日本語入力ができるかどうかも分からなかったし、第一メモ帳のようなアプリケーションがプリインストールされていなかったからである。

ただ、AcerのこのタブレットではGメールが既定のメールソフトになっていて、Gメールの下書きをパソコンと共用できるメモとして使用できるという、前回の記事で書いた野口先生のアイデアは使えそうで、せいぜい利用したいと思っている。

昨日になってやっと、最初から日本語入力システムが入っていることが分かり、使ってみたが使いづらく、ATOKの評価版をダウンロードせざるを得なかった。また無料のテキストエディタをダウンロードし、パソコン作業に使っている机ではなく、畳の部屋でテレビを前にしながらテキストの入力を試みた。

実際にはキーボードをUSBでつないでやってみたが、予想外に良い感じである。少なくともデスクトップPCでの作業に比べて、紙に手書きしている感覚に近いと思われる。多少ともクリエーティブな作業、自分の考えをまとめるような作業の場合にはこちらの方が良いような気がする。

なぜかと考えてみると、やはり、上述の1.や2.のような要素も大きいが、それに加えて次のような違いが考えられる。

3.入力する場所と画面が距離的に近いこと。

これも結構重要なことだと思うのである。
普通、パソコンを使うにはブラインドタッチを覚えることが前提とされる。通常のデスクトップのディスプレイで効率を上げるにはそうせざるを得ない。

ノートパソコンではキーボードとディスプレイがずっと近くなる。ただ個人的に、ノートパソコンは殆ど使ったことがなかったのでこれまで気がつかなかったのだろう。

もちろんノートパソコンでもタブレットでもブラインドタッチはできる方が良いに決まっているが、距離的に入力画面に近く共に目に入るのは好ましいことなのだと思う。マウスを使わずに指を目的に位置にもってくるということも同じ意味で好ましいことだといえる。

以上の中でも、紙や画面を机上に広げて、下を向いて書いたり入力したりするというのは最も重要なことではないだろうか。

一般に、物事を考えながら文字を書いたり入力したりする場合は、下を向くほうが集中できるのではないか。そして紙なり、画面なりから眼を解放する場合は顔を上げて遠くを見たりする。その方が自然なのではなかろうか。デスクトップのパソコン画面ではそれが逆になる場合が多いのである。

教師や学者が学生に講義する場合は、伝統的に黒板の類を使うものだが、自分自身の研究では机の上に本やノートをおいて作業をするのが普通であった。個人的な研究室や書斎に黒板などをおいて研究する研究者の話などはあまり聞かない。

以上のような次第で、タブレットPCには結構期待している。

★縦書きのテキストエディタが欲しい。
★産経新聞のandroid版と同じような仕様で、内容の優れた新聞を安い価格で読みたい。
(今ちょっと思い出した要望)