合唱については結構いろいろと考える事がある。
例えば現在世界的に、ポピュラー音楽では合唱というのはあまり人気がないようにみえる。デュエットとかカルテットとかは結構あるが、多人数の合唱というのはあまりないのはなぜだろうか ― というようなこととか・・・これはやはり歌手の個性が出ないからだろう。
あるいは、合唱とピアノは必ずしも最適の組合せではないな、とか、
近頃は変わってきているかも知れないが、小学校から高校まで、音楽の授業と言えばピアノ伴奏の合唱ばかりだった。はっきり言って面白くなかったな、というようなこととか、
その他、全部言えばきりがないが、いろいろと考える。
最近思った事は、ヨーロッパには教会音楽の伝統もあり、ウィーン少年の合唱合団など少年合唱団が沢山ある。それに対して日本ではどちらかと言えば少女合唱団が活躍しているように見える。なぜなのかな、と思ってちょっと気になりだした。
たしかに少年と少女の合唱は一緒にするには馴染まないところがある。大人の男女のようにはっきりした音域と音色の違いがあるわけでもないので中途半端なところがあるのだろう・・・などと考えた。
実は下記を聞かせていただいた後このような事を考え出したのだけれども
http://www.youtube.com/watch?v=KJmU9Im-Evk&feature=youtu.be&a
後から調べて見ると、これを歌っているNHK東京児童合唱団のホームページを見ると男の子も何人か混じっている写真がある。ウェブで調べて見ると大抵の児童合唱団は少年少女合唱団となっていて、少なくとも名前には少女だけの合唱団はクラウン少女合唱団だけだった。
しかし放送で児童の合唱をきくとき、大抵は少女だけの合唱に聞こえるときが多いのである。先のNHK東京児童合唱団のホームページ写真を見ても少年の人数は非常に少ないし、少女だけしか映っていない写真もある。男の子の入団希望者が少ないことも原因のひとつだろうが、日本人には、というより日本の大人には少女合唱の音色が好まれるのではないだろうか。私自身、少女の合唱の声質は非常に気持ちが良くて好きである。
いっそのこと少女だけにしたらどうか。というより、少年の合唱と少女の合唱は分けた方がいいような気がする。
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